Hi, Misakiです。

・お金の勉強を始めたいけど、初心者が読むのにおすすめな本はないかな。
・最近“資本形成”とか、“FIRE”っていうワードをよく聞くようになったけどお金の勉強を一切してこなかくて全く理解できない。

結論、池上彰さんが著者の”知らないと損する池上彰のお金の学校”という本をオススメします。
この本はお金について学び始めた私にとって新しい発見が多く、手にとって良かった本。
今回の記事では、この本から特に重要だと考えたトピック、
”実際お金とは何か”
“当たり前に使っている銀行は実際何をしているところなのか”についてわかりやすくシェアしていきます。
【知らないと損する池上彰のお金の学校】お金の勉強をはじめたい超初心者にオススメな本の概要
知らない人はいないのでは?というくらいの著名人、池上彰さんによって書かれた本“知らないと損する池上彰のお金の学校”は2019年に出版されました。
この本では、お金とは?投資とは?保険とは?銀行は実際何をしているのか?などのお金にまつわるトピックをとってもわかりやすく解説しています。
お金の勉強を全くしてこなかった私でも、スーッと流れるように理解できる本で、なおかつ面白く読めました。お金の勉強をはじめたい初心者に是非読んで欲しい本です。
“お金”とはみんなが欲しがる共通のもの
お金がなかった昔は物々交換

はるか昔、お金が存在していなかった時代、人々はモノとモノを交換して暮らしていたと言われています。
しかし、お互い交換したいものが一致しなかったり不都合が生じてきたため、次第に誰もが共通して欲しいもの(必要なもの)と交換するようになりました。日本では、お米や布を交換したり。(食事にお米は必要であったり、衣服のために布は必要であった理由から)
一方、中国では子安貝(貝殻)と交換していたり、国によって交換するものはさまざま。(貸・貴・貧・買の感じのようにお金に関係した漢字には”貝”という感じが使われているのはこれが由来なのではと言われています)
しかし、ここでも持ち運びが大変・自らで製造が可能などという問題が発生してきました。
結果ついに、同じ価値を持つ、どんな人でも同じ条件で持つことができる金銀を使ったお金=貨幣制度の誕生です。
つまり、昔誰もが必要だったお米や布といったものが、お金という姿に変わり、それはみんなが欲しがる共通のもの解釈することができます。
日本のお金の歴史

物々交換から、貨幣制度に変わった日本は、持っている金銀のお金を同じ価値のお札と交換する制度ができました。
このお札の発行を行なっているのは日銀(=中央銀行)つまり日本政府の銀行で、このお札のことを兌換紙幣と言います。
なので、持っているお金の量が多ければ、多くのお札と交換できる。少なければ、少ないお札しか交換できなません。
また、このように持っている金銀のお金と同じ価値のお札と交換する制度のことを金本位制と呼ばれました。
金本位制度の廃止

第二次世界大戦の後、持っているお金が多ければ、多くのお札がもらえる、少なければ少ないお札と交換できる金本位制が廃止されました。
その理由は、戦争で日本の景気が悪くなり、もっとお金が必要! 景気を良くするためにお金の流通を増やさなければ! となったからです。
近本位制度では、日銀がいくらお金を集めてお札を発行しようとしても、同等の価値でしか変換できないため限度があったのです。
そこで、政府はこの金本位制度を廃止し、日銀が持っているお金の量と関係なくお金を発行できるようにして、お金の流通を増やそうとしたわけです。
この金銀の量に関係なく発行されたお金のこと不換紙幣と呼ばれ、お金とは変換できないつまり、お金と同等の価値を持たないつまり紙幣となってしまったのです。
現代のお金に価値はない

現代の日本の紙幣もお金の価値を持たない不換紙幣です。
ここで”今使っているお金に価値ってないの?”と疑問に思いますよね。それに対し、池上彰さんは“これはお金だ。価値があるという共同幻想で成り立っている”と述べています。
では、現在何をもとに発行するお札の量を決めているのか。今持っているお金は何と対価なんか。という疑問が出てきます。
これは結論として、現代の日本では、お金は政府の発行した国債の量で決められています。
国債とは、国の借金のことで、簡単に説明すると国としてインフラの整備などに資金を当てるために事前に必要なお金のことです。
しかし、ポイントとしては、政府が国債によって自由に世の中に回るお札の量を決めているため、お金は昔のように価値を持つものではなくなってしまったのです。
銀行は金融の仕事
銀行は一体何をしているところ?
普段私たちは預金・引き出し目的で銀行を使っていることで、お金を貸すところという大雑把なイメージがある銀行。
そんな銀行のことを、池上彰さんは “お金が余っているところ”から”お金が足りないところ””にお金を貸しているところ”だと述べています。
そして、お金が余っているところは、実は“あなたの預金”であり、経済的な意味で”余っているお金”と言われるのです。
そして、お金が足りないところは、例えば新しい新規事業を始めたい、工場を建てたいけれども資金がない。という人のことを指します。
“私のお金別に余っているわけでもなんでもないのに、勝手に知らない人にお金貸しているなんて。”と思った方も多いでしょう。
しかし、銀行もどんな人に気安くお金を貸しているわけではありません。お金を貸すというのはリスクがつきます。そこで、”この方なら大丈夫だろう。とその人の収入や他の観点などからリスク分析をし、そのリスク分に応じて”利子“というものを徴収し、銀行の儲けとします。
つまり、銀行というのは、お金が余っている私たちの預金から、新規事業を始めたいなどの理由で資金が必要な人たちに利子をつけてお金を貸すビジネスだとまとめることがができます。
銀行の収益は利子から

先ほども書いたように、お金を貸す時のリスク分=利子を徴収することによって儲けを出している銀行。
ここで利子というのを簡単に説明すると、”お金を借りる側が、貸した側に元本に追加して支払うお金のこと。利子は、貸し借りした金額に金利をかけて計算されます。”
ここで出てきた金利というのは%で示される割合のことを言います。
また、私たちが毎年銀行からもらう利子(=利息)というのは、”お金を貸してくれてありがとう。”ということで、銀行が徴収したお金を借りた側からの利子の一部(山分けのようなイメージ)なのです。
しかし、現代の日本はとっても超低金利でその割合というのは0.002%でほぼ0に等しいのです。
資産を増やしたい、お金を貯めたいという方にとって投資などがオススメされている理由は、この超低金利な銀行に預けていてもお金はほとんど増えないからなんです。
銀行の手数料には要注意
銀行の代表的なもう1つの儲けは手数料です。
夜中お金を引き出そうとしたら、手数料が200円かかったりしますよね。お金の引き出しだけではなく、銀行の外貨預金などでも知らない間に銀行は手数料を取っています。
塵が積もれば山となるように、銀行の手数料は比較的高いため注意しましょう。
番外編 保険加入は本当に必要なのか

聞かないことがないというほど身の回りに溢れている生命保険・損害保険などの保険。
万が一のために保険加入することがあるかもしませんが、その確率って実際どのくらいなのか?という疑問を池上彰さんは投じて今す。
というのも、例として、中学校・高校で年間500円を払い、スポール保険のような形で部活関連でもしものリスクに備えられていたのを覚えていますか?
私自身、部活・学校行事で結構故障・怪我をしてしまう人だったので、このシステムのおかげで手当を学校からいただくことができたのではっきり覚えているのですが、実際、使ったことのない人がほとんどだと思います。
このように、世の中に溢れている保険も同じで、必要な人だけがその手当を受けれるシステムなのですが、その確率は非常に小さいのです。
確率が非常に小さい上、使わなかったら帰ってくるわけでもない出費であり、サービスを購入しているわけでもなく、投資をしているわけでもないこの保険とどう向き合うかが大切です。
保険に入っていて良い悪いではなく、実際のそのリスクってどれくらいなのかもう一度再考してみてはどうでしょうか。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回の記事では、お金の勉強をはじめたい初心者にぜひ読んで欲しい、“知らないと損する池上彰のお金の学校”という本をご紹介しました。
私自身まだ、お金に関しては日々勉強中なので、至らない点は山ほどあったかもしれませんが、お金の勉強を始めたいと考えている方にとって興味を持っていただけた記事でしたら嬉しいです。
一緒にマネーリテラシーを身につけていきましょう!
今回は以上です。
Seeya!
Misaki
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